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今日の本 「怖い絵」 [本]

今日の本 「怖い絵」(中野京子/角川文庫:12年)

今年の夏に、さらにもう1冊、文庫化された「怖い絵」。
-死と乙女篇- とのサブタイトルがつけられています。
またしても、文庫化にあたり、書き下ろしが加えられていますので、手にしました。

著者は、中野京子さん。早稲田大学講師。ドイツ文学、西洋文化史が専門。
「怖い絵」以外にも、多くの著作があります。

で、本書、「怖い絵」の『3』を文庫化とのこと。
文庫化にあたり、書下ろしとして追加されたのは、次の作品。
・カバネル『ヴィーナスの誕生』
・セガンティーニ『悪しき母たち』
どちらも、1800年代後半の作品で、本で見かけたことがあるのですが、
詳しくは知らなく、興味深かったです。
特にカバネルの作品の解説における、著者のバッサリ感は爽快。
 現代は、常時つるぴかヌードに侵されているといっていい。
 カバネルのヴィーナス同様、もはやどこにもリアルはないのだ。 
 にもかかわらず、夢の裸体は存在を主張してやまず、我々は呪縛され続けている。

また、本書の中で、特に印象的な作品は、やはりシーレの「死と乙女」でしょうか。
この作品、本書の最後、締めとして登場します。

実は私、著者の中野さんの作品、まだ「怖い絵」しか読んでおりません...
解説の村上隆さんは全て購入して読んだとのこと。
私も、引き続き、他の作品を手にしようと思います。
121022.jpg
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コメント 4

こっちゃん

ブックカバーを観ただけでも怖い(@_@;)
by こっちゃん (2012-10-13 13:15) 

TBM

>こっちゃん さま、niceとコメントありがとうございます。
表紙の作品は、本書のトップに登場するレーピン作の
「皇女ソフィア」となります。
その内容ですが、とてつもなく凄まじい姉弟喧嘩...
いやいや恐ろしい...
本書、完結のようですが、続けてほしいですね。
by TBM (2012-10-14 00:10) 

FUCKINTOSH66

うわうわ、めっちゃ怒ってる。。。横にフキダシ付けて台詞入れるコンテストとかやったら面白そう。って不謹慎な!すんませんっ。にしても、凄まじい姉弟喧嘩を絵にするまでの経緯っていったい?。。。違う意味でも興味湧いてきますね、この本。。。

by FUCKINTOSH66 (2012-10-14 12:26) 

TBM

>FUCKINTOSH66さま、niceとコメントありがとうございます。
これ以外にも、興味深い絵画がたくさん!
お時間あれば、ぜひ手にしていただきたい一冊。
文庫化されたので、手軽に読めますし。
知っていた絵にも、隠された謎があったり、
一気に読んでしまいました。
by TBM (2012-10-15 23:50) 

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